-放射線-

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骨転移
「造骨型」では骨シンチ検査が有用

「溶骨型」ではFDG-PET-CT検査が有用

 

骨シンチグラフィ
午前中に注射をして約3時間後の午後から撮影、 撮影時間は約20分程度

エネルギーは370-740Mbq  被爆量8mSV
膀胱の被爆は骨の2~4倍。

使用RI テクネチウム99m (99mTc) 99mTc-HMDP、99mTc-MDP
肺に滞留後、血中でプロテアーゼにより代謝を受け、微細化されて、最終的に肝の網内系細胞に貪食され排泄される。
骨のハイドロキシアパタイトに吸着して画像化する。
急性心筋梗塞、脳梗塞で集積する。


原理
肘静脈内に投与された薬品の、骨に取り込まれる機構の全容は明らかではないが、骨親和性物質の集積増加がみられる病変部には血量の増加がある事が知られている。また、陰イオンとしての性質を有することから、骨の hydroxyapatite 結晶にイオン結合することにより、骨、ことに骨新生の盛んな部分に多く集まるものと考えられている。


検査方法 
370MBq~740MBq を肘静脈内に注射し、2~3時間後に被検部の骨シンチグラムを得る。


前処置  
検査直前に排尿。


臨床
転移性骨腫瘍の診断(悪性腫瘍の骨転移巣検出率は95%以上と高い、前立腺、乳癌、肺癌、神経芽細胞腫などによる骨転移)

原発性骨腫瘍の診断
骨折、スポーツ外傷の診断
急性骨髄炎の診断(X線写真よりも早く検出可能である。)
関節炎の診断
骨移植の評価
軟部組織の病巣検出(横紋筋融解症,皮膚筋炎,脳梗塞,急性心筋梗塞)

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