Dr.松の治療実績・成績

Dr.松の実績

一般的に乳がん治療は乳腺専門医が、乳房再建治療は形成外科専門医が担当します。

両者を担う私は、乳がん治療も乳房再建も一人で対応してきました。

 

過去5年間で乳がん外科治療は約250例乳房再建治療は延べ180乳房になります。

最重要課題は、根治性(治すこと)と整容性(乳房の形態)のバランスです。

乳房温存手術の場合は、最小限の傷、最小限の組織切除
乳房切除手術の場合は、最小限の組織切除±インプラントを用いた乳房再建
これらが、私のライフワークです。

Dr.松の成績

乳がんと診断された患者さんは治療をどこで誰に任せばいいの?

大学病院の方が治療成績いいのでは?

乳房の形ばかりに気にしすぎて、根治性がおろそかになったらどうしよう。
様々な思いがよぎります。

 

あの医者に任せて大丈夫か?

 

時には、家族からの横槍が入るでしょう。

 

施設によって治療成績に違いはあるのだろうか?

治療後の再発率や生存率をHPで公表している病院はあれど他施設と比較している訳ではないので、それが良いのか悪いのか一般の方には理解できないでしょう。

下の図の左側が、私が執刀した方の無再発生存率です(過去250症例)。

下の図の右側は、とある大学のHPから拝借したものになります。再発せずに生存している患者さんの割合を示しています。

とある患者さんが再発すると線が下に向かいます。Dr.松と、とある大学病院とどっちが再発が少ないんでしょうか?
尺度を同じにして、重ね合わせたのが下の図になります。

ぴったり再発曲線が重なってます。
治療成績に差はありません。

 

当然といえば当然ですが、ガイドラインに沿った標準治療を行なえばおのずと標準的な治療結果が伴います。

乳がん治療は、手術のみならず術後補助療法がセットになります。
手術が上手だから再発率が少ないとか、下手だがら再発するとかは関係ありません。

 

大事なことは
取り残しすることなく乳がんを取りきること
標準的な術後補助療法をきっちりやること

 

しかしながら、我々医療者側の免罪符のような標準治療が全てではありません。
患者さんごとにご希望や生き様があります。
仮に上記のような結果が伴わなくても、別の選択をなさる方もおられます。

 

ホルモン治療を継続するのが嫌だから、その選択を許してくれる医者を探そう
抗癌剤で毛が抜けるのが嫌だから、抗癌剤投与なしで診てくれる医者を探そう

その選択の意義を十分に理解しているのであれば、どの選択肢も正解です。
安易な選択をしてしまって、後悔なさることだけは避けて欲しいと思います。

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