-補助療法-

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術前化学療法
センチネルリンパ節生検の正診率は低下する。77-98%の同定率、77-100%の精度と最高33%の偽陰性率

廓清したリンパ節個数は通常よりも数が少なくなる。

Chemoによる期待される再発減少効果
CMF                   24%低下       pCR

アンスラ                    33%低下                  20-30%
アンスラ-タキサン         45%低下
アンスアラ-タキサン-トラスツズマブ   64%低下                  40-50%

トラスツズマブ
40%の遠隔転移再発減少、42%の局所再発減少、34%の死亡リスク減少

経口フッ化ピリミジン
フルオロウラシル(fluorouracil、5-フルオロウラシル、5-FU) , S-1, UFT

5-FUの抗腫瘍効果は
①FdUMP (fluorodeoxyuridine monophosphate)がTS (thymidylate synthase)に結合しDNA合成を阻害する
②FUTP (fluorouridine tripho-sphate)がRNAに取り込まれてRNAの機能を障害する、以上の代謝物を介した2つの経路により発揮される。

カペシタビンは、フッ化ピリミジン系代謝拮抗剤に類する抗悪性腫瘍剤

TAM
4年までは年次再発リスク 47%5-9年は32%減少、死亡率34%減少

閉経前・後での有用性の差はない、通常5年投与
タモキシフェンの補助療法を標準治療の5年間から10年間に延長することにより、乳がんの再発と乳がん死のリスクを削減できることが、イギリスで実施された無作為化第3相試験「aTTom」の結果から分かった。
昨年末のサンアントニオ乳癌シンポジウムで発表されたATLAS試験の結果でも5年間より10年間のタモキシフェンが良いことが示されており、改めて確認されたことになる。

ATLAS

 

AI いずれも再発リスクを50%減少

LH-RHアゴニスト
下垂体LH-RHレセプターを減少させる。

継続的に投与することでLH-RH受容体のダウン・レギュレーションが起こり、受容体の数が減ってしまう。これによって、下垂体からの性腺刺激ホルモンの分泌量が低下する。
強い刺激を受け続けることにより、受容体の数が減ってしまう現象をダウン・レギュレーションと呼びます。継続的にLH-RH製剤を投与することでLH-RH受容体のダウン・レギュレーションが起こり、受容体の数が減ってしまうのです。

タモキシフェンは、骨に対しては保護的に働いて、骨量を増加させる。乳癌におけるアンタゴニストとしての作用のみならず,骨や心血管系等の組織特異的にはアゴニスト作用を持つという複雑なER制御能を持つリガンドであることが明らかとなっている.
AIはエストロゲンの合成を阻害し、血中のエストロゲン量を強力に抑制するので、副作用として骨代謝への影響が考えられる。

AITAMと比較して手根管症候群約3倍の頻度で発生する。

ダナゾール (Danazol)
テストステロン誘導体であり、偽閉経状態を作り上げる作用があり子宮内膜症、子宮筋腫症などの治療に用いられる。下垂体にてLH、FSHの分泌を抑制させ卵巣にてE2の分泌を抑制。
子宮内膜のアンドロゲンレセプターに結合して増殖を抑制する。

非ステロイド性のアロマターゼ阻害剤
ファドロゾール(アフェマ)、アナストロゾール(アリミデックス)、レトロゾール(フェマーラ)

ステロイド系のアロマターゼ阻害剤 アンドロゲン類似化合物
アロマターゼを不可逆性に不活性化するステロイド系アンドロゲン類似化合物
エキセメスタン(アロマシン)

AIは,TAMより手根管症候群の出現頻度が高い。
骨密度がYAM(young adult mean)の80%未満ですでに骨粗鬆症の診断になる。
化学療法施行後に無月経状態になった患者に対してアロマターゼ阻害薬を投与すると卵巣機能の回復が約3割に認められる。

酢酸メドロキシプロゲステロン
製品例:プロベラ錠、ヒスロン、プロゲストン、ヒスロンH

区分:卵胞ホルモン,黄体ホルモン/合成黄体ホルモン/経口黄体ホルモン製剤
高用量投与によりエストロゲン(卵胞ホルモン)を抑制するなど複合的な作用により、エストロゲン依存性のがん細胞の増殖をおさえる。

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