乳がん診療日記

当然ながら、どちらの手術も気を抜くことはないが
『乳がんの手術』 と 『乳房再建の手術』 どちらが緊張するか?

『乳がんの手術』 は、結果をビジュアルでは評価がしにくい。
治療成績は、後にしか分からない(後からついてくる)。

整容性の観点では
むしろ根治性が優先される傾向にあるので、多少の変形を伴っても
根治性を優先したという大義があるため、負い目を感じにくい。

しかしながら、『乳房再建の手術』 は、ビジュアルの結果が全て。
それと術者が納得してても意味がなく、患者本人が納得してるかどうかが大事。

でも整容性ばかりを優先して根治性が劣る手術をしてては、本末転倒だろう。
だから、整容性が保たれてるだけで=うまい術者と思われても悲しい。

あぁ~ 何が言いたかったのかな~

やっぱ、根治性と整容性のバランスが重要なんだわね。
手術だけが全てでもない。
術後補助療法の方がもっと重要かもしれない。
でもでも根治性あっての整容性だよ。
どっちの手術も、いつもしょんべんちびりそうなんだよね。

先生! 生きれますか?と言う質問には、どう答えればいい?
生かすために、しょんべんちびってがんばるよ、ではなく
大丈夫、あんたと、家族のためにがんばるから、って言ってるんだけどそれでいい?
人間うまくできてるよ、そんな簡単には死なない。

他人と過去は変えられないけど、自分と未来は変えられる。
そう思ってがんばるよ・・・

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。