乳がん診療日記

Automated Volumetric Analysis of Mammographic Density in a Screening Setting: Worse Outcomes for Women with Dense Breasts
こんな報告を見つけました。
一言で表現すると、高濃度乳腺は乳がんリスクが高い(エコー検査併用が望ましい)との報告です。

一般的にマンモグラフィー画像を読む際、多くの方が高濃度乳腺のために読みづらい(診断しずらい)傾向があります。
特に30-40代の方のマンモグラフィー画像は、乳腺の量が多いため真っ白に写ります。
そのため乳がんが潜んでいても、見つけられない場合があります。

40代のMMG画像

60代のMMG画像

乳腺の量が圧倒的に違うため、40代のMMG画像の方がより白く写ります。
乳がん検診においても、エコー検査を併用した方がいいのでは?との意見が多く聞かれます。
併用の方がいいのは分かりきったことですが、費用対効果の面で現行制度はMMG検査のみです。

こりゃ~なおさら、エコー検査を併用した方がいいってことになりますね。
効率のよい検査システムを構築できればと思います。

コメント

    • 北野 美保子
    • 2018年 7月 08日

    いつも適切なアドバイスありがとうございます。次回25日に受診の際ボナロンから注射に切り替えて頂くのですが、骨密度の検査をお願いしたいです。前回抗がん剤治療で食事も味わからないし、体力的にもくたくたでしたので現在の状態を知りなく、検査してもらえますか?

      • Dr.松
      • 2018年 7月 08日

      次回、一通り検査して状態を把握しましょうね。
      そして夏バテ対策をもしましょう。

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